300匹オーバー!
7月13日に生田緑地でホトケドジョウの調査を行いました。
ご存知の方も多いと思いますが生田緑地は広大な都市公園で、その中に私たちが活動しているホトケドジョウの復元池がいくつかあります。
実は、今年は越冬できた親魚の数がとても少なくて心配をしていたんです。
ところが! 今回の調査ではたくさんの稚魚が見つかり、ホッと胸をなでおろしました。今年生まれの稚魚を「当歳魚(とうさいぎょ)」というんですが、その当歳魚と成魚(大人の魚)を合わせると300匹を超える数となり、一安心です。
私たちが設置している魚礁の確認や泥上げなどの整備もしっかり行い、できるだけホトケドジョウが住みやすい環境を整えていきます。
ちなみに、魚礁はそこそこ利用されているようで、今回の調査では特に高齢のホトケドジョウが多く活用しているようだということがわかりました。
ホトケドジョウ以外では在来種のヌカエビが採集できなかった点が残念ですし、心配です。その一方で、外来種であるアメリカザリガニやカワリヌマエビの仲間はかなり減少していて、そこはうれしいポイントですね!
今後も暑い日が続くと環境が悪くなってしまう可能性があるので、定期的に様子を見にいったりしながら保全を続けていこうと思います。
☆ホトケドジョウについてはコチラ(かながわ希少淡水魚図鑑へ)
【資料】