『かなたんけん』会報「相模・武蔵の自然探検」が創刊!

『かなたんけん』の会報がついに創刊されました。
その名も「相模・武蔵の自然探検」です!
大勢の方々に読んでもらえるよう、読んだ方の活動に役立ててもらえるよう、そして保全活動のモチベーションにつなげてもらえるように、という思いで編集委員一同、がんばってきました。
一番お伝えしたいのは、引き継がれずに消えていく貴重な自然の情報を残したいというところです。
例えば、こういうケースがあります。
「面白いことが分かったから、教えてあげよう!」と気楽に他誌に投稿してみたら「昭和的なシゴキ」を受けてビクビク、ゲンナリしてしまい、それきり……とか。
大学で卒業論文は書いたけどきちんと公表されず、社会人になったら仕事一筋、家庭第一でそれきり……とか。
こんな感じで、一度は得られた貴重な情報がその方の頭の中だけに埋もれていってしまうことがあるわけです。こういった公表されなかった情報は、消えたのと一緒! 実にもったいない! 何とかしたいのです!
というわけで、さまざまな方にさまざまな記事を書いていただきたいと考えています。投稿するのに『かなたんけん』に入会する必要はありませんし、お金も一切かかりません。
今あるほかの学会誌や会報誌は、どうしても載せるための審査が厳しく、一般にかなり大変な道のりです。これはこれで大切なことだと、私たちも分かっています。新しい情報を、正確に、分かりやすくお伝えする必要がありますからね。
しかし、それは本誌のメインの役割ではありません。
「情報やデータは持っているけど、ハードルの高い雑誌には書きたくない」という方に気軽に投稿できる媒体として、「相模・武蔵の自然探検」を利用してもらえるとうれしいと思っているんです。
あるいは、「難易度の高い雑誌」に書く前の練習に本誌を使ってもらうのもアリです!
明らかな間違いをチェックしたり、読みやすい言葉づかいにする作業を、私たち『かなたんけん』の会報編集委員と、専門家の先生(査読者といいます)がお手伝いします。
原稿を書きなれていない方でも、ぜひお持ちの情報を世に出してみませんか!?
もちろん、「相模・武蔵の自然探検」を閲覧するのにも『かなたんけん』の会員になる必要はありません。どなたでも自由に読んでいただけます。ぜひ周りの魚好き、自然好きのお知り合いに本誌を「推し活」してください。
たまたま本誌を見つけたという方も読むだけでなく、次号以降へ投稿してくださるとうれしいです!
以上を読まれて興味を持たれた方は、ぜひ当サイトの会報ページから、第1号の内容と、これから投稿したい方へ向けた「投稿規定」を見てみて下さい。
自然を調べて知るときに、絶対的な正解、誤り、というものはないと思っています。今、目の前にある実感と観測されたデータから見て「正しいらしい」、「間違っているらしい」という「妥当さ」の判断を続けて、科学が進歩してきたのだと思っています。
そんなわけで、内容をチェックする先生たちにも、内容の新しさ、面白さを、ポジティブに拾いあげてもらえるようにお願いしています。
まだまだ生まれたばかりの「相模・武蔵の自然探検」ですが、皆さんのご協力とともに成長していきたいと思っていますので、これからどうぞよろしくお願いします!
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