藤沢メダカの保全調査を行いました

5月30日、かなたんけんと藤沢メダカの学校をつくる会の共催で、藤沢市内にある池の調査を行いました。
公園内にある池にはたくさんの蓮が植えられていて、時期になるときれいな花を咲かせて市民の目を楽しませてくれます。今回は花の時期にはまだ早く、ちょっと残念。

この池では現在、カダヤシという魚が幅を利かせています。
カダヤシはパッと見がメダカによく似ていますが、分類はまったく異なる魚です。しかもアメリカ原産の外来種。「蚊絶やし」の名前の通り、蚊の幼虫であるボウフラを食べるということで、蚊を駆除するために移入された経緯があります。
下の写真を見て下さい。左がミナミメダカ、右がカダヤシです。よく似た姿をしているんです……。

カダヤシはメダカ減少の大きな要因のひとつで、現在は特定外来種にも指定されている、メダカ保全に取り組む私たちにとっての頭痛のタネです。とは言え、昨年の調査時の駆除などの効果かカダヤシの数も減ってはいます。
特定外来種は持ち帰ることもできませんから、カダヤシには気の毒ですが今回も捕まえた個体は研究用に標本にします。

お目当てのメダカも少数ながら採捕できたので、引き続きあきらめずに頑張っていくしかないですね!

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